FXの複利で成功するために絶対必用なマインドセットとは!?

FXの資金管理の手法には単利と複利という手法があります。

今回はこのFXの複利運用で成功するにはどうしたら良いかを考えてみます。

目次

FXの複利で成功するために必要なマインドセットとは?

FXの複利は少額資金からでも圧倒的利益を上げることができます。

複利は雪だるま式に利益が増える

こちらは、下の方でも解説していますが1年で10万円を10倍にするのに必要な月利です。

月利22%だと、単利の場合1年後、36万円にしかなりませんが、複利で運用するとなんと1年で100万円を超えることになります。

こうなるのは当然で、利益を全て再投資に回していくわけですから、FXで言えば1トレードあたりのロットが増えていくわけです。

後半のロットに精神が耐えられるか

おわかりのように、複利は後半になるに連れてロットが大きくなっていきます。

実は、ここに落とし穴があるのです。

複利後半のドローダウンは利益を食いつぶす

EA(自動売買)が複利にあまり向かない理由はここにあります。

特にレンジ型、トレンドフォロー型といった相場の特性によって成績が異なるEA、ナンピン型のEAは、ロットが上がったタイミングで、相場が変わると大きなドローダウンを生み出します。

特にナンピン型であれば、一回のトレードでこれまでの利益を食いつぶす可能性があります。

複利に挑む場合は、複数のポートフォリオを組むことで望んだほうが良いでしょう。

複利後半のロットは精神をすり減らす

こちらは特に裁量トレードの場合です。

後半になるに連れてロットが大きくなる事で、一回のトレードに対しての恐怖心が高まります。なぜなら今まで扱ったことのないロットに挑戦するからです。

一回あたりの利益が大きくなるにつれて、もっと欲しいという欲求が高まってくるでしょう。そんな自分の心理状態をコントロールし、常に収集してトレードを行なう必要があります。

この時期に、一回の損切りに失敗して、ナンピンなどした日には、もう戻って来れないかもしれません。

引用:FX戦士くるみちゃん

波乗りジョニーさんの100万円チャレンジは複利を活用

2019年2月に@naminori_jhonnyさんこと波乗りジョニー(ポール・ジモン)さんが10万円を100万円にするというチャレンジをされました。

FX情報商材業界で2015年からフラッシュゾーンFXで一大ブームを起こしたポール・ジモンのアカウントです。

元SMBキャピタルでプロトレーダーとして活躍された事もありトレード技術はtwitter界隈でも屈指の一人です。

トレードは10万円から開始されています。

2月19日から初めて2月27日に100万円突破となりました。営業日ベースで考えるとなんと

7日で100万達成!

となります。これは日利約40%というスピードです。

なお、もし単利で行っていた場合、23日で達成されたと考えられます。

波乗りジョニーが成功するために意識していたこと

短期間でのスキャルピングトレードを複利で行なう中で意識されていたのは余計なナンピンをしないということでした。

そうすることで、一定のリズムを保ち、利益率を上げ続けられ成功したようですね。

複利とは?

ところで、そもそも複利とはそもそも何でしょうか。

複利とは利益を再投資する考え方

複利とは、FX等で得た利益を、そのまま再投資し続けることによって、加速度的な資産の増加を実現する手法です。

有名な話に、イソップの「ガチョウの金の卵」というのがあります。

この話は農家の家に1日1個の金の卵を産むガチョウがいたのですが、欲張った農夫はガチョウを殺して中の卵を取り出そうとしてしまい、金の卵を得ることができなくなってしまうと言うお話です。

これが、もし、複利の世界のイソップだとすると、金の卵をそのまま売ったり食べたりするのではなく、孵化させて金の卵を増やすガチョウを増やすのです。

これまで1日1つしか卵は生まれませんでしたが、2匹、3匹と増やすにつれ1日に生まれる卵は加速度的に増えていきます。

これが複利の力です!

投資においても、利益をそのまま使ってしまうのではなく、再投資に回すことで軍資金を増やしながら更に利益を伸ばしていくのです。

アインシュタインも絶賛した複利の効果

複利の効果は、かの有名な科学者アルベルト・アインシュタインも「複利は人類史上最大の発見」と大絶賛しています。

宇宙で一番強い力は何かって?そりゃ金利の複利効果だよ(アルバート・アインシュタイン)

世界の七不思議が何かは知らないけど、八番目の不思議は知ってるよ。金利の複利効果だ(バロン・ロスチャイルド)

参照:バフェットとソロス 勝利の投資学より

元金を2倍にするためにかかる期間「72の法則」

アインシュタインが絶賛したと言われるものに、72の法則というものがあります。

これは元金が2倍になる年数を計算するには、72を利率で割ればわかるという考えです。

例えば年利10%とすれば、72 / 10 = 7.2年となります。

よくある銀行の場合は、普通預金で0.01%と言われています。2倍にするために必要な年数は・・・

7200年

ですね笑 これは実生活で色々使えそうなので覚えておいたら良いでしょう!

複利の計算式(PC、スマホでやり方付き)

せっかくなので、複利を計算する方法も紹介しておきます。

複利の計算方法は、以下の様になります。

 b=a(1+r)n

a は元金,r は年利率,n は年数,b は n 年経過時の金額

例えば、元金が10万円、年利15%を10年間運用したとします。

その場合は、以下の様に計算します。

1年目:100000 × (1+0.1)1 = 110000

2年目:100000 × (1+0.1)2 = 121000

10年運用した場合を表にしてみました。

Macで階乗を計算

入力は()が使えないので、1+年利を先にしておきます。2乗は ^2とすると計算可能です。

入力例)1+0.11^2*100000

Windowsで階乗を計算

関数電卓を表示させることでべき乗の計算ができます。

iPhoneで階乗を計算

入力は()が使えないので、1+年利を先にしておきます。2乗は ×を2回押してから=を押します。

入力例)1+0.11**=*100000

Androidで階乗を計算

アプリを利用することで可能なようです。

関数電卓 Panecal

複利計算シュミレーション

それでは、実際にシュミレーションして見ましょう。

月利5%で10年複利運用をした場合の比較

Xヶ月  単利  複利
1        105,000          105,000
2        110,000          110,250
3        115,000          115,763
4        120,000          121,551
5        125,000          127,628
6        130,000          134,010
7        135,000          140,710
8        140,000          147,746
9        145,000          155,133
10        150,000          162,889
11        155,000          171,034
12        160,000          179,586

月利10%で10年複利運用をした場合の比較

ヶ月  単利  複利
1        110,000          110,000
2        120,000          121,000
3        130,000          133,100
4        140,000          146,410
5        150,000          161,051
6        160,000          177,156
7        170,000          194,872
8        180,000          214,359
9        190,000          235,795
10        200,000          259,374
11        210,000          285,312
12        220,000          313,843

10万円を1年後に100万円にするのに必要な月利

逆に、1年後に100万円の利益にするために必要な月利を考えてみましょう。

計算式としては、こちらが成り立てばよいのです。

100000 × (1+X)12 > 10000000

月利22%以上で12ヶ月後100万円を超えます。以下はその際の表です。

ヶ月  単利  複利
1        122,000          122,000
2        144,000          148,840
3        166,000          181,585
4        188,000          221,533
5        210,000          270,271
6        232,000          329,730
7        254,000          402,271
8        276,000          490,771
9        298,000          598,740
10        320,000          730,463
11        342,000          891,165
12        364,000       1,087,221

いかがでしたでしょうか。複利運用はとても魅力的な運用方法で、是非取り入れていきたい手法です。

ただし、行なう際には十分な資金管理が必要です。

投資に使用するお金を10%に抑えるなどして、最悪資金が減っても生活に困らないようにするなどしましょう。

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