MT4で損益グラフを表示する方法は?複数EAの集計も可能なインジケーター
MT4で損益のグラフを確認してみたいときってないでしょうか。
特にEAを複数運用している場合、同じ口座だと、トレード履歴がごっちゃになって、どのEAのトレード結果か分からない。ということがよくあります。
また、裁量トレードの場合でも、合計収支はわかっても、日々のトレードの状況を可視化してみたいときはないでしょうか。
そういった際に便利なツールを今回はご紹介します。
損益(確定損益)と含み損益(評価損益)の違い
利益は、確定させないと最終的な利益にはなりません。
この確定させた状態のことを損益(確定損益)といいます。
また、トレード中ですと、利益がのった状態や反対に損が出ている状態を含み損益といいます。
どんなトレードでも最終的には、プラスかマイナスかで決済を行い、損益を確定させるわけですから、含み損益は最終的には確定損益となります。
大切なことは、トレードしている間は、必ず、プラスのときもあれば、マイナスの時もあり、マイナスのときに大きなマイナスが出ているときは、ルールに基づいた条件になるまで決済できないので、投資できる資金が限られてしまうということですね。
myfxbookを利用してEAのトレードをグラフ化
多くの方はmyfxbookを利用して、EA等のポジション管理をされているかと思います。myfxbookって無料で利用できるのに、細かい数値やグラフ、トレード履歴まで見れて便利なんですよね。
こんな感じでモニタリングすることができます。
もう勘弁してあげてください? そうです。これはアルパカFXがEAを何も知らないときに始め、失敗を積み重ねていった悲しいトレード履歴です。
だから、ロットの話とかを口酸っぱく書いていることを理解していただけると。。
ということで、myfxbooでも損益グラフは作れるのですが、このグラフには一つ表現できていないものがあるんです。
それが、含み損益グラフ。
バックテストで表示可能な含み損益のグラフ
EAでバックテストを行ったことのある方なら、含み損益グラフが表示されることをご存知かと思います。
この含み損がどれ位の期間保有しているかによって、資金効率やロット調整を検討することが可能になります。
そうなんです。もし、EAが一つでポジションも一つしか持たないのでしたら良いのですが、通常は複数のEAや複数のポジションを同時に持つことになります。
含み損を長く抱えるEAを運用する場合は、そのロット調整に気をつけないと、他のEAが動かせなくなったり、場合によってはトレード中のポジションが証拠金不足で矯正ロスカットされてしまったりします。
gogojungleのフォワードテストで含み損益グラフ
EA販売サイトのgogojungle(ゴゴジャン)でも含み損益のグラフの閲覧は可能です。
おそらく、購入前に必ず含み損益を確認しているかと思いますが、上記のバックテストでの会話の通り、含み損のグラフは、複数のEAを運用するにあたってとても重要になるのです。
gogojungle(ゴゴジャン)の場合、オレンジが含み損益のグラフで、青が収益のグラフですね。
損益グラフは、EAのバージョン、設定、使用しているFX証券会社、ネットワーク等、様々な要因で全く同じにはなりません。
特にゴゴジャンのフォワードテストは、コミュニティでの書き込みにもよく出てくるのですが、ユーザーさんとの結果と乖離することが度々あります。
おすすめなのは、ゴゴジャンだけではなく、開発者さんもフォワードテストを出しているEAを検討すると良いかもしれないですね。
「損益グラフがひと目でわかる!」MT4で含み損益グラフが見れるインジケーター
損益グラフが一目でわかる!というMT4用のインジケーターが、含み損益グラフの閲覧を可能にしてくれます。
これは、かなり便利で、マジックナンバーをセットするだけで利用が可能になります。
青い線が、損益のグラフで、緑の線が含み損益のグラフですね。
myfxbookではこの含み損益グラフが表示できないため、もし含み損益を見たいのであれば、コチラを利用してみるのも良いかもしれません。
インジケーターなので導入も簡単で、インストールとチャートにドラッグした後、マジックナンバーをセットすればOKです。
MT4内の複数のEAの損益を一つにまとめて表示
便利なのは、各EAのモニタリングもできるだけでなく、MT4内の全EAを一つにして表示してくれることです。
これがあれば、複数のEAを運用した場合に、最大の含み損はどれくらいかを知ることができます。
EAのマジックナンバーをグループ化することも可能
マジックナンバーが複数あるEAの場合は、from to を使うことで範囲指定をすることが可能です。
損益をpipsで表示することも可能
意外とこれまた便利なのが、損益をpipsで表示してくれるところ。
多くの方が、EAごとにロットを変えたり、同一のEAでも途中でロットを変えたりされているかと思います。
その場合、当然収益グラフは一定に保つことができません。
このインジケーターの便利なところは、pipsでの表示も可能なため、ロット等に意識されることなく活用することができます。
裁量トレードの損益モニタリングも可能
パラメータを設定するとマジックナンバーを持っていない裁量トレードの可視化をすることも可能になります。
こちらも、複数チャートでの同時エントリーをされる方は、入れてみても良いかもしれません。いずれにしても大切なことは、この含み損のグラフを元に、ロットの調整を行う機会が得られるということです。
損益、勝率、PFの数値データも参照可能
- 総損益(総取引回数)
- 総勝ち額(勝率)
- 総負け額(負率)
- プロフィットファクター
も表示可能なので、あっ、この数値が知りたいなというときには便利ですよね。
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