EAを複数利用するとポートフォリオを考える必要があります。
EAにおいてポートフォリオとは、「複数の異なるEA同士を組みあせたもの」と言う意味になります。
これだけだとわかりにくいですが、この複数の異なるEAを組み焦ることで、出来るだけ相場に左右されず、安定して価値続けられる組み合わせを作ることにあります。
EAポートフォリオのメリットとデメリット
そもそもポートフォリオを組むことでどんな良いことがあるのでしょう。
- リスクを分散することが出来る
- 相場の変化に対して異なるタイプのEAを利用することで、収益が安定化する
- 最適な組み合わせを見つけるのが大変
- 組み合わせ次第では同時にドローダウンが発生してしまう
最大のメリットはリスクを分散することが出来るという点ですね。
EAというのは、未来の相場ではなく、過去の相場を元に作られています。
ということは、過去には起こり得なかったような相場の動きが発生すると、途端に通用しなくなる可能性があります。
また、これはよくあることですが、相場の環境がレンジ相場やトレンド相場と変わる度に影響を受けるEAもあります。
このような変化に対応するには、一つのEAに頼るだけでなく、異なる通貨ペアやトレンドフォロー型(順張り型)や、レンジ型(逆張り型)のEAを組み合わせることで安定度を上げることが出来るのです。
EAポートフォリオはどうやって作る?
QuantAnalyzerを使ったポートフォリオ検証
EAポートフォリオは、手持ちのEAのバックテスト、またはフォワードテストを利用して、QuantAnalyzerを活用することで見ることができます。
各EAのデータを読み込ますことで各EAの収益グラフを重ねたものや、相関性を調べることが出来るのです。
こちらは、EA1とEA2の収益とドローダウンを組み合わせたもの。こうすることで複数EAの最大ドローダウンの目安などを見ることができます。
こちらは相関性。低いほどエントリーが類似していないことを示しています。この2つのEAは組み合わせの相性が良いようです。
しかし、この場合問題があって、そもそもEAを手に入れなければいけないという問題点があります。
また、QuantAnalyzerは無料で利用はできますが、日本語版が無いため、最初から使うには少し抵抗がありますよね。
できれば、購入前に、EAポートフォリオがわかるようにしたいと思いませんか?
そんな時に便利なのが、GogoJungleの「ポートフォリオ」機能です。
GogoJungle(ゴゴジャン)でEAポートフォリオ
GogoJungle(ゴゴジャン)のEAポートフォリオではロットの調整も可能
GogoJungle(ゴゴジャン)のEAポートフォリオを活用すれば、これらの問題を解決することができます。
まずは、こちらを御覧ください。
こちらは2019年の、Insta FX、EA-HANA-Dev、Availをポートフォリオに組み込んでみたものになります。
どうでしょうか?各EAのフォワード(リアル口座)の実績とその組み合わせがひと目で分かるようになります。
また、含み損益までわかるので、ドローダウン状況もよくわかりますね。
とても見やすいのですが、残念ながら、長期間運用されているEAを組み合わせると、縮尺が全然合わないことに。
好成績を収めているAngel Heart USDJPYを組み合わせると、これまでの積み重ね文、差がとんでもないことに!
※Angel Heart USDJPYのベースLotはフォワードに合わせて0.01に変更しています。
こちらは、ここ3ヶ月で注目のEAたち。4月頭に少し大きめの含み損を抱えていることがわかります。どのEAによるものかを知りたい場合は一のEAだけチェックすればわかります。
ポートフォリオはGogoJungleのメニューバーを確認
GogoJungleはメニューが多いこともあり、意外と知らない人もいるかも知れませんが、ヘッダーメニューの「ポートフォリオ」にあります。
バナーにもありますように、ロット数を自由に変更できますから、自分の資産状況に合わせて設定が可能ですね。
注意事項は最大ドローダウンはバックテストからしかわからない
注意が必要なのは、フォワードテストは運用期間が長くないため、設計上の最大ドローダウンはバックテストからしかわかりません。
つまり、3ヶ月ぐらい運用されたEAのポートフォリオを作っても、「参考」にしかならないということです。
だからこそ、運用期間の長いEAを組み合わせることで、よりポートフォリオの精度が高まると言えます。
GogoJungle名選手達を組み合わせてみよう!
今でも大人気の、「一本勝ち」を筆頭に、現役EA開発者さんたちの代表作を組み合わせてみました。
最大5本まででしたので期間の長いEAを中心に合わせています。
各EAを0.1ロット基準で運用していたら、80万円超えが期待できていたようですね笑
1つのEAが2019年に入って下落調ですが、他のEAがカバーし合うことで、大きな下落なく推移していることがわかります。
これが、ポートフォリオを組む最大のメリットと言えるでしょう。