FXで最近負けたらナンピンしたりロットを倍にしたりギャンブル担ってまして。やめられないです。
手が止まらない依存症のようになっているのであれば、民間の団体を利用してみるのも一つですね。
ギャンブラーズ・アノニマスって知っていますか?
ギャンブラーズ・アノニマスの評判|FXギャンブル依存症ならすぐに相談がおすすめ
ギャンブル依存症とはWHO(世界保健機関)が認定する病気です。正式名称は「病的賭博」となります。
また、米国での最新の診断基準の病名は「ギャンブル障害」です。アルコール・薬物依存症との同質性が分かり易いので「ギャンブル依存症」の病名も社会でよく使われます。
主な症状としては、以下のようになります。
- ギャンブルをやめたくても止められない
- ギャンブルをしたいという衝動を抑制(コントロール)することが出来ない
- ギャンブルが原因で借金など社会生活上の問題が生じている
- その繰り返しによってギャンブル障害に陥り、身体的、心理的、社会的信用が害される
日本では、普通のサラリーマン、主婦、学生にギャンブル問題は蔓延しています。
(提供:ギャンブル依存症問題を考える会)
ギャンブル依存症の人数、生涯では320万人
日経新聞のニュースによると、ギャンブル依存症の疑いが持たれたことがある人は2017年で、約320万人にも上るとされています。
過去1年間だと約70万人がギャンブル依存症の疑い
2017年の調査において、直近1年でギャンブル依存症の疑いにあった人は4685人への調査に対して、約32人(0.8%)とのことです。
これは、20~74歳の全人口にあてはめると約70万人となるようです。
人数だけ見ると、結構多いですよね。
自分では依存症に気づかないで、破滅するまでギャンブルをしてしまうケースもあるので、自分に自覚がない場合でも、あれっつ?と感じたら要注意です。
日本人はギャンブル依存症になりやすい
先の調査の中で、諸外国とも比較しています。
ヨーロッパ圏のデータと比較しても日本が高いことがわかります。また、直近1年でも見るとアメリカより高いそうです。
[生涯ギャンブル依存症の疑い比率]
- 日本:3.6%(17年)
- オランダ:1.9%(06年)
- フランス:1.2%(11年)
- スイス:1.1%(08年)
ただし、日本のデータもそうなのですが、数字への信憑性はやや疑わしいです。
2016年のデータでは日本の生涯ギャンブル依存症の疑いは536万人だったそうです。いずれにしても、日本は諸外国と比較してもギャンブルに依存しやすい性格と言えることは間違いないようです。
古くはおいちょかぶがあったりするけど、やっぱりパチンコとか身近にギャンブル要素があるのが原因なのかな?
FXで大損して退場してから復活した人もいる
FXで退場した経験がある人は必ずしもギャンブル依存症というわけではないですが、やはり熱くなってロットを上げて負けたことが往々にしてあります。
以下の2つの記事は、それぞれFXで退場してから復活した体験談と、FXで大損した夫を支えた家族のストーリーとなっています。ご参考にしてみて下さい。
ギャンブル依存症のチェックリスト「SOGS(サウスオークス・ギャンブリング・スクリーン)」
様々な団体や医療組織がギャンブル依存症のチェックリストがあります。
代表的なものに、SOGSというテストがあります。
SOGS(サウスオークス・ギャンブリング・スクリーン)は、アメリカのサウスオークス財団がギャンブル依存症の診断のために開発した質問表です。
質 問 | 回 答 |
ギャンブルで負けたとき、負けた分を取り返そうとして別の日にまたギャ ンブルをしたか。 | しない 2回に1回はする たいていそうする いつもそうする |
ギャンブルで負けたときも、勝っていると嘘をついたことがあるか。 | ない 半分はそうする たいていそうする |
ギャンブルのために何か問題が生じたことがあるか。 | ない 以前はあったが今はない ある |
自分がしようと思った以上にギャンブルにはまったことがあるか。 | ある ・ ない |
ギャンブルのために人から非難を受けたことがあるか。 | ある ・ ない |
自分のギャンブル癖やその結果生じた事柄に対して、悪いなと感じたこと があるか。 | ある ・ ない |
ギャンブルをやめようと思っても、不可能だと感じたことがあるか。 | ある ・ ない |
ギャンブルの証拠となる券などを、家族の目に触れぬように隠したことが あるか。 | ある ・ ない |
ギャンブルに使う金に関して、家族と口論になったことがあるか。 | ある ・ ない |
借りた金をギャンブルに使ってしまい、返せなくなったことがあるか。 | ある ・ ない |
ギャンブルのために、仕事や学業をさぼったことがあるか。 | ある ・ ない |
ギャンブルに使う金はどのようにして作ったか。またどのようにして借金をしたか。 該当するものには全てチェックを入れてください。 | 生活費を削って 配偶者から 親類、知人から 銀行から 定期預金の解約 保険の解約 家財を売ったり質に入れて 消費者金融から ヤミ金融から |
全12門で、最高20点のうち3-4点は「問題ギャンブリングの疑い」、5点以上の場合は「病的ギャンブリング(DSM-Ⅳ基準)の疑い」と推定している。おそらく、5点以上がDSM-5の「(軽度以上の)ギャンブリング障害の疑い」に相当するのではないかと推測されています。
ギャンブラーズ・アノニマスはギャンブルから抜け出すサポート団体
もし、あなたがギャンブル依存症と判定された、またはその可能性があると感じた場合、病院に行く他に、地域にギャンブル依存症から抜け出すためのサポート団体があることをご存知でしょうか。
やばい。8点だ。依存症の疑いあり。。
ギャンブラーズ・アノニマス(GA)とは?
公式サイトの方に記載がある通り、ギャンブル依存を断ち切ることをサポートする民間の団体です。
1957年にアメリカで発足した最も代表的なギャンブル依存症を抱える人々のための自助グループです。
全国に会場を借りて、頻繁にグループミーティング活動がされているます。
12のステップという自身を客観的に見つめる考え方を取り入れています。
メンバーになるために必要なことはただ一つ、ギャンブルをやめたいという願いだけである。
会費もないし、料金を払う必要もない。
私たちは自分たちの献金だけで自立している。
GAは、いかなる宗教、宗派、政党、組織、団体にも縛られていない。また、どのような論争や運動にも参加せず、支持も反対もしない。
私たちの本来の目的は、ギャンブルをやめることであり、ほかの強迫的ギャンブラーもギャンブルをやめることを手助けすることである。
公式サイトに、各地域とスケジュールが記載されています。
ギャンブラーズ・アノニマスのような自助グループ(相互グループ)には、他にもアルコール依存症のグループがあります。
AAはアルコホーリクス・アノニマス
GAはギャンブラーズ・アノニマス
ギャンブラーズ・アノニマスは宗教?
公式サイトに触れられているように、いかなる宗教にも所属していません。
GAは、いかなる宗教、宗派、政党、組織、団体にも縛られていない。また、どのような論争や運動にも参加せず、支持も反対もしない。
公式サイトをみると、キリスト教会館を利用しているケースも有りますので、気になるようでしたら事前に会場へ連絡してみるのが良いかと思います。
「言いっぱなしの聞きっぱなし」で進行
ギャンブラーズ・アノニマスでは原則として『言いっ放しの聞きっ放し』で進行していきます。
ここでは討論や質問をして、何かの結論を導くために話し合をする場所ではありません。
ミーティング内では、自分の話の中で固有名詞を「ある人が」「ある場所で」と伏せることで、自分の考えを率直に話せます。
ミーティング内で知ったなかまのプライバシーを他の人に話すことは、アノミニティに対する違反行為です。
なお。なかまの秘密は置いて帰るようにしてください。
喋りたいだけ喋っていいのか。相手の事を聞く中で、自分を見つめ直すんだろうな。。。
グループ・ミーティング方法
ギャンブラーズ・アノニマスは、会場によって方法が異なります。
以下を参考にして見て、自分にあった会場を探してみて下さい。
オープン形式とクローズ形式
会場の形式にはオープンとクローズがあります。
オープン形式 | 従事者や医療従事者など誰でも参加できる |
クローズ形式 | ギャンブル依存者本人だけ参加 |
テーマミーテイング
テーマは各グループによって異なりますが、以下のように種類が事前に用意されています。
テーマミーティング | 毎回テーマを決めて、それに沿って分かち合いを行っています。 |
ステップミーティング | 「GA12のステップ(回復のためのプログラム)」についての分かち合いを行っています。 |
伝統ミーティング | 「GAの12の伝統(一致のためのプログラム)」についての分かち合いを行っています。 |
バースデーミーティング | GAにつながって(参加して)一定期間ギャンブルの無い生活を送っているなかまをお祝いします。 |
ビジネスミーティング | GA各グループごとにグループの運営について議論を行います。他のミーティングとは進行形式が異なります。 |
ギャンブラーズ・アノニマスへの参加方法
ギャンブル依存を抱えている方なら誰でも参加可能なようです。
また、参加費は無料です。(参加する会場へ事前にご確認下さい)
また、アノニマス(匿名)の通り、匿名で参加が可能です。
以下は会場の参考です。
オープン形式の会場例
クローズド形式の会場例
男女の指定もされているときがあります。
ギャンブラーズ・アノニマス参加者の感想・評判
参加された方々の評判は概ね良いようです。 参加者
病院に通っても、ギャンブル依存症に効く薬があるわけではないので止められないです。
ギャンブラーズアノニマス(GA)のミーティングでは、本人が「依存症という進行性の病気にかかっていること。自分の力ではどうすることもできない(意志の問題ではない)状態であること。」を認め、ミーティングに数多く通うことが前提でのですが、私はこれでギャンブルが止まりました。
他にも、実際に参加された方が、どんな内容だったか書かれているブログがあります。
精神科の先生との雑談の話
今日で通って◯◯日目の話(なんかキーホルダーをもらってました。)
ギャンブルと離れて、ギャンブルの代わりに散歩をしている話
借金が減った話
パチンコに行ってしまった話。
ギャンブル依存で苦しんだことの話。
http://okaneokane.net/2017/06/13/gamblers-anonymous
インターネットを中心に色々探してみましたが、ギャンブラーズ・アノニマスが一番効果的なようです。変な売りつけや勧誘もなく無料とのことなので、ギャンブル依存症を疑っている方は一度参加されてみて下さい。