外為ファイネストのスプレッドはMT4が使えるFX会社の中では低いって本当?

FXを始めると利用するのがMT4ですよね。

ご存知のようにMT4で利用できるFX会社はあまり多くはありません。

有名所で言えば、外為ファイネスト、Oanda、楽天証券などがあります。

今回は、外為ファイネストのスプレッドについて検証してみます。

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目次

外為ファイネストのスプレッドはMT4EAの中では低いって本当?

そもそもスプレッドって何?

旅行などで両替をしたことがある方はご存知かと思いますが、為替レートには、売りたい側(売値)と買いたい側(買値)で値段が若干ずれています。

下の図だとドルから円、円からドルに買えるときの値段が異なるのがわかりますよね。

この様な売値と買値の差をスプレッドといいます。

売値と買値及びスプレッドは、MT4でも見ることができます。

引用:外為ドットコム

スプレッド表示用のインジケーターを利用することで、MT4ではリアルタイムで確認することが可能です。

外為ファイネストのスプレッドは?

外為ファイネストのスプレッドは、ドル円で約0.2-0.9pipsとなります。ユーロドルで0.3-0.7pipsと他のFX会社に比べて特別安いわけでも高いわけでもありません。

MT4・ZERO主要通貨ペアの表示(2019年5月)

各社のスプレッド比較

各社が出す、平均スプレッドを見ても、実際はあまり意味はありません。

なぜなら、スプレッドは変動性で常時一定ではないからです。

こちらはGogoJungleで確認することが出来る、リアルタイムスプレッド表です。

これは2019年6月のある1日のスプレッド表です。

一番安いのはOandaですね。外為ファイネストとForex Exchangeはその他のレートと大体同じぐらいになります。

毎日、朝4時頃は各社のスプレッドが大きく動きます。

注目したいのは、その左の突出部分です。

見ていただくとわかるのですが、外為ファイネストがスプレッド1前後に対し、OANDAがスプレッド2を超えています。

これは、指標発表による相場が大きく動いた時の変化です。

スプレッドは、買値と売値の差ですが、このように相場が動くと売り買いの差が会社によって大きく異なります。

OANDAの場合は、普段スプレッドが低い代わりに、この相場に動きがあった際に大きくなりやすいのが特徴です。

外為ファイネストは、他社に比べると比較的落ち着いていると言えそうです。(ただし、外為ファイネストも当然スプレッドは開きます。)

こちらはユーロドルです。

ドル円に比べて更に大きな動きが見られます。

こうしてみると外為ファイネストが比較的、スプレッドの変動に対して他社よりも強いと捉えることができそうです。

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スプレッドの開きが狭いとFX自動売買ソフト(EA)にとっても都合がよい?

このスプレッドの変動ですが、MT4 で動くEA(FX自動売買ソフト)にとっても都合が良いことがあります。

1つ目は、そもそもEAのバックテストはスプレッドの変化が組み込まれていないということです。

一部のツールを使うことでスプレッドを変動させることは可能ですが、基本的に、テスト時のスプレッドは一定となります。

つまり、上記のような指標発表時の揺れ幅に対して、特にスキャルピングは影響をうけやすいということです。

例えば、10pips取得したら決済をするEAがあったとします。

エントリーロジックにハマったのでエントリーしたいところですが、スプレッドがいつもより2pips広いとします。

この場合、通常より高値で掴むことになってしまい、他のEAでは決済をしているのに、ギリギリ自分の口座では決済されなかったということが発生します。

これこそが、使用するFX会社に寄って結果が変化する理由なのです。

EAによってはスプレッド許容がある

最近、多くのEAには、スプレッドがずれすぎた場合には、エントリーをしないと言うパラメーターを持っているEAがあります。

これがあれば、上記のようなケースを抑えることができます。

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外為ファイネストのスリップページは?

FXの初見会社には必ずと行っていいほどスリップ(スリップページ)があります。

これは、特に相場が大きく動いた際に、他の会社のレートより大きくずれることがあります。(ヒットしたレートよりも不利に約定することをネガティブスリップ、逆に有利にスリップすることをポジティブスリップと言ったりします。)

スリップページとは?

スリップページとは、取引における「注文価格と約定価格の差」です。

よくあるのが、システムまでの時間差です。

特に相場が大きく動いているときには、0.01秒のズレで値段がずれることがあります。

原因は、以下の2点が上げられます。

  • システムに届くまでの時間が遅い(ネットワークの問題等)
  • システム側の処理が遅い(大量のポジションをさばけない)

スプレッドが「買値と売値の差」なので、スプレッドとスリップは完全に別物です。

なお、スプレッドに対して、スリップページは表示されません。

特に相場の動きが激しい時にトレードを行うスキャルピングEAなどには注意が必要です。

外為ファイネストのスリップページの評判

外為ファイネストのスリップについてはネット上ではあまり目立った書き込みは見られませんでした。

ツイッター上では何件がありましたが、どちらかたと言うとポジティブな書き込みがあります。

以前はスリップがあったが、最近ではスリップの頻度が下がったと言えるのかもしれません。

外為ファイネストのスプレッド まとめ

外為ファイネストのスプレッドは他社と比べても平均値となります。

また、スリップについてもネガティブスリップの書き込みは見当たらなく、比較的落ち着いていると言えそうです。(または以前はあったが最近減ってきている)

MT4を利用する方にとってもEAを利用する方にとってもおすすめできるFX会社と言えそうです。

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