そうなんだよ!XMを始めとしたMT4は32bitで動いているからそのままでは使えないんだよ。
アップグレードしてしまった場合は代替策が必要だね!
※追記:2020/5/5時点でもまだMT4のCatalinaでの動作は確認できておりません。
XM社へ確認をいたしましたが、対応は検討中のようですが、目処はまだ立っていないとのことです。
私もこの間色々試しましたが、Paralles Desktopが良いかと思います。Virtual Boxは遅すぎる。VPSはローカルに比べるとラグがある(FX自動売買なら24時間稼働するVPSが良いですが、裁量トレードでMT4を使うならParalles Desktop一択かと。)
MAC OS CatalinaでWine(MT4起動アプリ)が動かない
2019/10/8からMACの最新OS「Catalina」がリリースされました。
早速、入れてみたのですが、色々問題点が出てきました。
そう、XM等のMT4を動かすのに必要なWine(WindowsアプリをMacで動かすためのソフト)が動作しないのです。
CatalinaでMT4が動かない
XMを始めとしたMac向けのMT4はWindowsベースのものをMacで動かすためにWineを活用しています。
そのため、XM(XMTrading)のMT4も動作しません。(2019/10/8時点)
↓アイコンは存在するがうんともすんとも言わない。。
CatalinaでMT4が動かない理由は32ビットだから?
実は、Catalinaで動かないアプリはMT4やWINEに限りません。
32ビットで動くすべてのアプリが動作しません。
Appleはこれまでも32bitのアプリに対して64bitへの移行を促してきましたが、今回のOSのでいよいよ完全シャットアウトに踏み切りました。
EASYWINEは64bit対応って書いてあるけど・・・?
WINEの日本語にも対応したEASYWINEは64bit対応済みとありますが、実際利用してみると正常に動作しません。
私のもだめでした。
Billさん
今度のアップデートで32bitのアプリは動かなくなるのでeasywineでWindowsのアプリ動かしてたらダメかも…64bitバージョンも上手くいかず困ってます— K.EB1柏で麻雀 (@eb1_k) October 9, 2019
64ビットMac版がCatalinaで起動しない件で詳細にはWineのエミュレーションが表示、Version: Windows 7 32ビット疑惑も Mac版終了なのかw #FF14 pic.twitter.com/Qk9ewkJPmK
— shintoreo@Shinryu (@shintoreo) October 8, 2019
今後、公式側でも対応が進む可能性がありますが、こればかりはいつになるかわかりませんね。
なお、XMから出ているMT4は32bitですのでそもそも動きません。
WINEがCatalinaに対応するのはいつ?
なお、WineアプリをリリースしているCodeWeaversは公式ブログで以下のように述べています。
Either way, it can be tricky for us because our 32-on-64-bit Wine is running both 32-bit and 64-bit code. The exception handling code of a 32-bit app, though, can only understand the state of the 32-bit code. We needed to find a way to represent the state when 64-bit code encounters an exception in a form that the 32-bit exception handling could, well, handle.
CrossOver for Catalina Progress — October 3, 2019 | CodeWeavers Blog By All Blogs | A quick update on our progress in making CrossOver Mac compatible with Catalina. A few tips for turning off automatic updates and a blurb about w...
意味としては、64bitWineでも今は32bit用のコードも動いているということですね。
次期リリースで解消される可能性もありますが、次期は不明です。
WineHQというWineに関するフォーラム(英語)がありますが、こちらでも待っているユーザーがたくさんいるので、いずれ発表はあると期待して良さそうです。
GO64でCatalinaアップグレードを事前チェック
Catalinaにアップグレードをしようと思っている方は、一度踏みとどまったほうが良いかと思います。
MT4を動かしているなら尚更ですね。
事前に動かなくなるアプリはGO64という無料アプリで確認が可能です。
私ので確認すると、XM MT4は完全にアウトです。他にもアドビ系やScanSnap、NAS Navigatorと言ったアプリに影響がありました。
利用方法は簡単でダウンロード後アプリを起動させるだけです。デフォルトで32bitで動くアプリの一覧を表示します。
CatalinaでMT4を利用するならParallels Desktop
CatalinaでMT4を利用したい場合は、10/8時点ではXM公式からは発表されていません。
そのため、既にアップグレードしてしまった場合は、MacOS上で、Windowsデスクトップを呼び出して、その中で利用するのが良さそうです。
以前から、Mac上でWindowsを利用したい方に人気なのが、Parallelsです。
Paralles Desktop 15 for MacはCatalina対応済
Parallesであれば、すでにCatalina対応済となっています。
2019年8月時点で対応することが既に発表されていたので、存分に利用が期待できますね!
Paralles Desktop 15 for Macは日本語対応済
日本語対応済です。
Parallesを利用しているユーザーはFXユーザーだけでなく、ビジネスユーザーに多いです。
エクセルやワードといったOFFICEプロダクト、Windowsでしか動かないアプリなどを利用する方に選ばれています。
Paralles Desktop 15 for Macは無料期間(フリートライアル)が2週間
有料ではありますが、無料期間が2週間あるので、利用する中で検討するのが良いでしょう。
VirtualBoxは絶対やめたほうが良い
無料で利用するならVirtualBoxを利用する方法もありますが、私のCatainaではバツマークが。もう一度入れ直す必要がありそうです。
なお、Virtual Boxの場合は、インストール後、ここにWindowsOSを入れたりとかなり準備に手間がかかります。
よっぽどPCになれた方でないのであれば、素直にParallesを利用するのが良いでしょう。
VPS(リモートデスクトップ)でも代替可能
MT4をMacで動かしたいならVPSを利用することもできます。
ただし、VPSは違う環境に(Windows)サーバーを用意して利用することから、ネット接続が必ず必要になってしまいます。
そういった観点でも、Parallesのほうが良いかと思われます。
Catalina OSをダウングレードさせる
前のバージョンMojava(ユーザーによってはそれ以前のバージョン)へダウングレードさせる方法もあります。
この場合は、バックアップをしっかり取ってから対応するようにしてください。
ダウングレード方法はこちらをご参考ください。くれぐれもバックアップを行ってください。
ダウングレードが終わったらMT4の日本語化対応も進めましょう!